mp4をBDAVブルーレイに焼く方法、movをBDAVブルーレイに焼く方法

テレビで視聴するブルーレイ作成

テレビで視聴できるブルーレイの作成方法には、オーサリングソフトが必要です
また、テレビで視聴できるとは、
家電BDレコーダー、家電BDプレイヤー、車のカーナビも、同じ意味です
パソコンで作成するためには、オーサリングソフトが必要ですが、
そのソフトの種類によってBDAVだけ、BDMVだけ、BDAVとBDMV両方作成できるなど
使用するオーサリングソフトによって異なってきます

MP4/MOVをBDAVに変換!TMPGEnc活用法(初心者向け 高画質なBDAVブルーレイ作成・オーサリング)

作成方法は2つ、BDAV・BDMV

下図は、BDAVとBDMVの違いを表にしたものです

この表をみてわかるように、BDAVとBDMVの大きな違いは、2点です
1:チャプター付きメニュー画面が作成できるか、できないの違い
2:ブルーレイディスクに容量が余っていれば追記できるか、できないの違い

ここでは、BDAVの作成方法を解説

mtsとmp4/movの違いを確認

下図にて、拡張子mts・mp4・movの素材があります
使用するオーサリングソフトは、TMPGEnc MPEG Smart Renderer 6を使用します

※ここでは、TMPGEnc MPEG Smart Renderer 6を略してTMSR6と表記します

mts・mp4・movの取り込みで違いを確認

下図は、mtsを取り込んだ状態です
上の【出力設定】をクリック

 

次の画面が表示されるので、【BDAVオーサリング】を選択した状態です
下図をみてもらうと、この画面でエラーは一切表示されません
このまま作業をすすめれば、BDAVのブルーレイディスクを作成できます

※補足
拡張子mts、m2t、m2tsの場合、BDAVの規格に適応した拡張子になっています

次に、mp4を取り込んだ状態です
同じように上の【出力設定】をクリック

次の画面にて、同じように【BDAVオーサリング】を選択した状態です
下図にて、エラー画面が表示されているのが確認できます
このmp4の場合、GOPフィールド数に問題があることが確認できます
エラー内容は、この1つだけです

次に、movを取り込んだ状態です
同じように上の【出力設定】をクリック

次の画面にて、同じように【BDAVオーサリング】を選択した状態です
下図にて、エラー画面が表示されているのが確認できます
このmovの場合、GOPフィールド数以外に、他2つのエラーが表示されています
エラー内容は、この3つもあります

mp4/movの対処方法2つ

このような結果から、mp4・movをBDAVにするためには、対処方法が必要です
この場合、対処方法として2つのやり方があります

1:動画変換ソフトを使用してBDAV対応の規格に動画変換する方法
2: Master/Rescueの設定してTMSR6の機能で変換する方法 

1の動画変換ソフトについて、
有料の動画変換ソフト TMPGEnc Video Mastering Works 8を使用
無料の動画変換ソフト XMedia Recodeを使用

動画変換ソフト TMPGEnc Video Mastering Works 8 で動画変換

mp4/movを動画変換ソフトでBDAVにttっ対応した動画に変換する

TMPGEnc Video Mastering Works 8の特徴について
一番の大きな特徴として現状において、カメラの全てのコーデックに対応してるので
そのまま、直接パソコンに取り込んで編集できます

  • 1. 多彩なフォーマット対応
    様々な動画フォーマット(AV1、H.265/HEVC、Apple ProResなど)への変換が可能。
  •  2. 高品質なエンコード
    高度なビットレート調整やカラースペース設定により、出力品質を最適化
  •  3. インターフェースの使いやすさ
    ノーマルモードとタイムラインモードを選択でき、直感的な操作が可能
  •  4. スマートカット機能
    不要なシーンを簡単にカットできる機能で、効率的な編集が実現
  •  5. 高速な処理
    最新のハードウェアを活用して、変換処理を高速化。
  • これらの特徴により、幅広いユーザーに対応した高機能な動画変換ソフトとなっています
    詳しい情報は公式サイトを参照してください。

TMPGEnc Video Mastering Works 8

下図は、起動した状態で「新規プロジェクト・ノーマルモード」を選択
そのまま画面指示のまま、mp4を取り込みます
※動画解説では、2つの素材で説明してますが、ここでは1つの素材で解説します

mp4を取り込んだ状態で、「出力設定」をクリック

次の画面にて、「Blu-ray向けMPEGファイル出力」を選択して、
右側で、【NTSCとBlu-ray (BDAV) – H.264/AVC, AAC】を選択して、
下の「選択」をクリック

次の画面にて、詳細な設定画面が表示されますが、ここは何も設定する必要はありません
この設定部分は、このソフトであれば全て自動で設定されます
このソフトを使用する一番の理由がここです、自動設定なので初心者でも簡単です

そのまま上の「エンコード」をクリック

エンコード画面が開くので、保存場所を確認します、必要なら変更できます
左の「出力開始」をクリックします、作業がすすみます

下図にて、エンコードの作業が完了した状態です
画面の「OK」をクリックして、このソフト自体も閉じます

TMPGEnc MPEG Smart Renderer 6を起動して取り込み

先に、TMSR6を起動します
【プロジェクト 1】というフォルダ作成されているので、中を開きます
mp4からmtsに変換されたファイルがあるので、TMSR6にドラックして取り込みます

先ほど同じ手順で、【BDAVオーサリング】を選択した状態です
下図にて、今度はエラーは一切表示されていません
変換したことによりBDAVに対応しています

無料の動画変換ソフト XMedia Recodeで動画変換

次に、無料のXMedia Recodeを使用して変換します
無料で使用できる分、全てにおいて詳細な項目を設定する必要があります
動画の仕様にあわせてエンコードの設定をする必要があり、初心者にに多少難しいかもです

ここでは、初心者さん向けに、
難しい内容は説明せずに、必要な項目だけ変更する方法で説明します

XMedia Recode

下図にて、XMedia Recodeが起動した状態です
こちらでは、同時に2つの素材を取り込んでいきます

下図にて、上の白枠部分に、mp4/movをドラッグして取り込んだ状態です

素材を選択した状態にして、下図のように、
M2TSとm2tsの設定にします

次に、映像タブを選択して、下図のように設定します
コーデック:MPEG-2
フレームレート:29.97(NTSC)

さらに下にある、項目も下図のように設定します
ビットレート:12000
GOP長さ: 30
※ビットレートは、素材によっては上げる必要もあります

設定できたら、2つの素材を選択した状態で、先に【リスト】を選択してから、
【エンコード】をクリックします

下図にて、エンコードの作業が終了すると、成功画面が表示されるので、
「OK」をクリックして、ソフトも閉じます

下図は、保存場所をデスクトップにしてます
そのまま、1つをドラッグして取り込みます

下図にて、同じように、出力開始をクリックします

先ほど同じ手順で、【BDAVオーサリング】を選択した状態です
下図にて、今度はエラーは一切表示されていません
変換したことによりBDAVに対応しています
※先ほど、12000で設定したので12000で表示されます

Master/Rescueで変換

次にTMPGEnc MPEG Smart Renderer 6を使用して、動画変換を行います
Master/Rescueの設定によって、専用の動画変換ソフトを使用せずに、mtsに変換できます

※重要
ここで、初心者さん向けに誤解が内容に説明しておきます
TMSR6は、動画変換ソフトではありません、カット編集ツールになります

TMPGEnc MPEG Smart Renderer 6で動画変換

下図にて、TMSR6が起動した状態で、
必ずに、先に拡張子mtsを取り込みます

下図は、mtsを最初に取り込んだ状態です、右側が【Master/Rescue】になっています

さらに、続けて残りの、mp4/movも取り込みます

下図にて、mp4/movの左h側が【Rescue】になっています
同じように、上の「出力設定」をクリック
※Master/Rescueとは
Masterに設定された動画素材の規格に合わせて、Rescueの素材が出力されます
つまりこの場合、mp4/movはmtsの規格として出力されます

次の画面にて、左の【ファイル出力】を選択して、
さらに、出力フォーマットを「クリップ個別」
そして上にある「出力」をクリック

次の画面にて、保存場所をデスクトップにして、左の【出力開始】をクリック

次の画面にて、フォルダを作る注意書きが表示されますので、「はい」をクリック
作業が開始されます

変換作業が終了すると、下図が表示されるので「OK」をクリック

デスクトップに保存された「プロジェクト1」を開くと
元がmp4/movファイルがmtsに変換されてます
1つ選択してドラッグして取り込みます

先ほど同じ手順で、【BDAVオーサリング】を選択した状態です
下図にて、今度はエラーは一切表示されていません
変換したことによりBDAVに対応しています

 

この、Master/Rescueを使用して作成する場合は、
Masterとなる素材を用意しておく必要があります
下図は、先ほど作成された状態ですが、必要なのは赤枠のみです
元がmtsの動画素材は、一緒に出力されているだけです

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